Artist: Czk
Release Date: Oct 13, 2008 (M3-22)
Album Title: Phenomenal Sequence
Track Title: Lost Moon
Circle: Disorder Circulation
Catalog: DCCD-02
Purchase (digital): [ Ссылка ]
Official Page: [ Ссылка ]
DCCD-02/Linernotes/2008.10.13
初めての人も、お久しぶりの方もこんにちは。Czkです。
相変わらずマウスだけで曲作ってます。
今回は、新たな試みとして、ライナーノーツをWeb掲載することにしました。
ブクレットだと曲数の都合上掲載しきれないというのもありますが、
何より字数制限がなくなるのでより色々なことを伝えられると考えたためです。
それぞれの曲について、意外と考えられている部分があったり、なかったり。
ご購入前の参考に、またはCDを聞きながら読み進めていただければ幸いです。
情景音楽を目指そうと思い立ってから3年目になります。
未だにその破片しか見つけられていません。
理想を達成するのが先か、僕が死ぬのが先か。
どちらも同じ結果かもしれませんが、意味合いは大きく異なります。
願わくば前者であるよう、また次に向かって歩き始めようと思います。
それでは、全く曲解説になっていない駄文の数々をどうぞ。
Czk
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こんにちは。灰です。
担当はアルバムタイトルです。
製作に行き詰っていた頃。
どうしても纏まらない1節を眺めていた時にふとした思いつきのままに足した一音は、
次の瞬間全く予期しなかった色彩を帯びました。
旋律はどこから発生するのでしょうか。
「旋律らしさ」に一種の固有性がある以上、それは素子として存在すべきです。
しかし、それは実在しません。
あらゆる旋律はそれを構成する音に分解することができます。
各音にはそれぞれにその旋律上固有の役割があり、またそれぞれに自身を構成する要素を持ちますが、
どこを探しても「旋律らしさ」という部位は存在しないのです。
旋律を美しく見せているものは、恐らくは旋律の中にはありません。
言語と同様に。
では、それが現象する点は。
パラメータの配列が質感を持つ瞬間とは。
僕は楽曲製作という行程のそんなところが気に入っています。
gray
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#06 Lost Moon
ゆっくりしていってね!!!(BPM的な意味で)
モチーフとタイトルは所謂「輝かしい失敗」と呼ばれている、アポロ13号爆発事故の実録小説から。
長い年月をかけて準備し、重力からようやく脱出したアポロ13号。
月へ向かう途中に酸素タンクが爆発したことが原因で、生きるために限界まで船内の気温を落とし、
月への着陸も断念した乗員たち。
彼らがどんな思いで、目の前にある月に着陸できずに眺めるだけの状況を迎えていたのか。
映画の方はまぁアメリカの映画なのでアレですが、その辺りの描写は結構よく出来ていたと思います。
曲に関しては、テンポのせいも相まって11分弱という変な長さになりました。
個人的には色々新しいこともやってみたりしてたのですが、いかんせん技量不足が目立つ結果に。
何気にサークルで発表した曲としては自身初の非4つ打ちです。
別に嫌いとかそういうんじゃないんですが、
いかんせん4つ打ちばっかり聞いていた時間が長かったのでどうしても…。
結構似たようなパターンの曲になってしまうことが多かったので、
そのパターンを崩せたのは一番の成果じゃないでしょうか。
Czk
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この曲でCzkさんは自身の演奏時間記録を更新したそうです。
彼に何があったのでしょうか。
僕にはわかりません。
オフじゃ滅多に会いませんし。
gray
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Playlist: [ Ссылка ]
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