2023年12月26日、有明アリーナで行われたスーパー・バンタム級4団体統一王者決定戦。WBC・WBO世界スーパー・バンタム級王者井上尚弥とWBAスーパー・IBF世界同級王者マーロン・タパレスがリング上で拳を交えた。
試合前から、怪物(モンスター)の異名をとる井上が、短時間でタパレスを追い込むのではないかとの予測が飛び交った。しかし、タパレスの驚異的な粘り強さで、試合は10ラウンド目までもつれ込んだ。10ラウンド前半、井上の強烈な右ストレートがタパレスの額をかすめた。膝をついたタパレスは、そのまま立ち上がることができなかった。
タパレスはなぜ想定外の粘りを見せたのか、井上はそれを如何に攻略したのか、そして井上の今後の展望とは——。スポーツライターの杉浦大介氏に話を聞いた。(聞き手:関瑶子、ライター&ビデオクリエイター)
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