(MRTニュースNext 2020年3月9日放送)
新型コロナウイルスに関する感染予防対策や豆知識をお伝えします。
なぜ手洗いが有効なのかなどコロナウイルスの特徴について感染症が専門の九州保健福祉大学の佐藤 圭創教授に聞きました。
(九州保健福祉大学・佐藤 圭創教授)「真ん丸のウイルスにコロナの部分って何かというとこういうふうに太陽のコロナのように層が見えるというのがコロナです。ここにウイルスがほかのものに感染するためにスパイクが出ています。細胞にくっつくためのこういうスパイクですね。」
佐藤教授によりますと、ウイルスが感染するためのスパイクが出ている膜は、「リン脂質」という油でできているということです。
(佐藤教授)「油は何で壊せるかというと、皆さんご存知の石けんか、アルコールで分解できます。そうすると膜が分解されると、このスパイクがバラバラになってしまいますので、このウイルスは細胞にくっついて感染することができなくなる」
新型コロナウイルスはウイルスを口や鼻から吸い込む飛沫感染と接触感染の2つが考えられていて佐藤教授は、手洗いやマスクでの対策に加えて換気も十分に行ってほしいと話します。
(佐藤教授)「SARSコロナウイルスの時に、SARSの撲滅、減らすためにいろんなことを試されたんですけど、一番効いたのは換気だったんですね。例えばタクシーに乗ったときに1回窓を開けてもらうと。外でもできるだけ窓を開ける、家でも窓を開けるということを皆さんが気を付けていただければ、だいぶ感染率は下がるんじゃないかと思います。」
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