W. A. Mozart: “Laudate Dominum”, from Vesperae KV 339
Soprano: Mahara Hiroko, Heilmann Choir & Orchestra
Conductor: Uwe Heilmann
W.A.モーツァルト: 証聖者の荘厳な晩課(ヴェスペレK.339より)
ソプラノ: 馬原裕子、ハイルマン合唱団&オーケストラ鹿児島
指揮; ウーヴェ・ハイルマン
(曲解説=ハイルマン合唱団&オーケストラ シンフォニーコンサートVIプログラムより)
モーツァルト24歳の時の作品。晩課=ヴェスペレとは、教会の聖務日課における「タベの祈り」のこと。神に賛美を捧げる日々の厳かな努めであり、全曲は旧約聖書の5つの詩篇とマニフィカートによる6章から成っている。〈Laudate Dominum〉は「主を賛美せよ」の意。モーツァルトの作品の中でも、ソプラノの旋律の美しさは異彩を放っている。
〇馬原裕子(ソプラノ)のプロフィール
鹿児島短期大学音楽科ピアノコース卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院修了。第14回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位及び中田喜直賞受賞。第3回長久手オペラ声楽コンクール第1位。第77回日本音楽コンクール第3位。ドイツに渡リテノール歌手ウーヴェ・ハイルマンに師事し研鑽を積む。これまで小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「こうもり」「ドン・ジョヴァンニ」「ラ。ボエーム」に出演。他にも東京二期会公演「フィガロの結婚」をはじめ新国立劇場高校生のための鑑賞教室「ラ・ボエーム」「魔笛」、東京・春・音楽祭「ファルスタッフ」日生劇場「アイナダマール」(日本初演)等、多くのオペラに出演。京都市立芸術大学、愛知県立芸術大学非常勤講師を経て、現在、鹿児島国際大学准教授。
〇ウーヴェ・ハイルマン(Uwe Heilmann)のプロフィール
1960年生まれ。8歳のときドイツの教会の少年合唱団で歌い始め、20歳でモーツァルトのオペラ「魔笛」のタミーノ役でデビューした。1985年からシュトゥットガルト州立歌劇場専属歌手、25歳でザルツブルグ音楽祭に出演し、27歳 でウィーン国立歌劇場、28歳で米メトロポリタン歌劇場、伊ミラノスカラ座に出演するなど、声楽界トップの舞台で活躍した。また、J.レヴァイン、 D.バレンボイム、G.ショルティ、C.アバド、N.アーノンクール、S.チェリビダッケといった著名な指揮者と共演し、ウィーン・ フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー 管弦楽団と共演した数多くのCDがある。1985年からエリザ ベート・シュヴァルツコップに師事。オーストリアのシューベルティアーデ音楽祭に毎年出演し、リート歌手としての名声を不動のものにした。ソプラノの中村智子との結婚を機に日本に移住。沖縄県立芸術大学教授、鹿児島国際大学教授などを経て2024年4月から洗足学園音楽大学客員教授。
〇ハイルマンオーケストラ
コンサートマスター: 長田新太郎
Recorded at the Hozan Hall in Kagoshima, Japan, 20 December 2024.
Film: Junichi Furuyama
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