三菱UFJ銀行の元副支店長の男が、自身が株を保有する会社の社長に対し、脅迫するメッセージを送ったなどとして逮捕・起訴されていたことがわかりました。
逮捕・起訴(強要未遂の罪)されたのは、大阪府内にある三菱UFJ銀行の元副支店長、松田忠士被告(52)です。
松田被告は今年3月以降、自身が株を持つ会社の社長に対し、問い合わせフォームから、偽名を使い、「死ねないなら、退任しなよ」「反社勢力を彷彿(ほうふつ)させる取り立て行為をさせる」などと脅迫するメッセージを送り、辞任するよう迫ったとされています。
警察によりますと、松田被告は逮捕時の調べに対し、脅迫行為を認め、「会社の株価が下がったことに不満があった」と供述していて、六代目山口組組長と同じ「司忍」と名乗りメッセージを送ったこともあったということです。
三菱UFJ銀行は事件を公表しておらず、取材に対し、「元行員が起訴されたことは大変遺憾です。行員の倫理観の維持向上に努めます」とコメントしています。
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